角質オフ&スキンケアの効果も高める“ふきとり美容法”とは?

ツルツルの美肌になりたいっ! と思うものの、肌あれやニキビ、毛穴の黒ずみといったトラブルに悩まされている人も多いのでは?

「美肌」というと、化粧水や乳液などをたっぷり使った「与えるケア」が重要というイメージですが、皮膚科医の梅香路先生によると、本当に大事なのは「しっかり落とすケア」なのだそう。

ターンオーバーが乱れると、肌の調子が悪くなる

いくらいいスキンケアを使っても、落とすケアが足らないと、十分に効果が得られないことがあるそうです。

落とすケアというと、真っ先に思い浮かぶのが洗顔です。毎日しっかり洗顔していても、落しきれていない汚れがあるということなのでしょうか? それには、ターンオーバーの乱れが関係あるのだと梅香路先生は話します。

 

「肌は外側から、角質層、表皮、真皮という層で構成されていて、表皮の最下層には基底層があり、常に新しい細胞を作り続けています。基底層でうまれた細胞は、徐々に上に押し上げられ、最上層の角層まで上がり、垢となって剥がれ落ちます。この一連のサイクルを肌のターンオーバーといい、約28日間かかります。ところが紫外線や乾燥、環境ストレスなど、さまざまな要因でダメージを受けた肌は、リズムを崩してターンオーバーが長くなり、角質層が分厚くなってしまうのです。」

角質層が分厚くなると、肌がくすんで見えたり、化粧水や美容液が浸透しにくくなったりするそう。また、古くなった角質層が肌に残っていると、肌あれやニキビといったトラブルなどを引き起こしかねません。

ふきとり美容法で古い角質をツルンとオフ

そこで梅香路先生に、古くなった角質層をオフする方法を教えてもらいました。

「古くなっても剥がれずにいる角質層に対しては、ふきとり化粧水(別名ブースター)がお勧めです。ふきとり化粧水は、洗顔直後、いつもの化粧水の前に使用します。コットンにたっぷり含ませて、優しく拭くのがポイントです。含ませる量が少ないとコットンによる摩擦で肌をいためてしまうため、たっぷりと含ませましょう。」

 

 

また、ふきとり化粧水にはターンオーバーのリズムを整えるだけでなく、ほかにもたくさんの効果があるそう。

「お肌のバリア機能を強化し、アレルゲンや雑菌などを取り除きます。また、製品によっては、保湿効果や抗炎症作用のあるものもあります。なにより普段のスキンケアの効果を高めることができます。」

ふきとり化粧水がこんなにも万能だったとは! これは毎日のスキンケアにプラスしないともったいないですね。

ふきとり美容法で「しっかり落とすケア」を始めたら、悩んでいた様々な肌トラブルも解決しそうです!

コラム監修

馬場記念病院 皮膚科部長 兼
大阪市立大学 大学院医学研究科 皮膚病態学
梅香路綾乃 先生

写真:Thinkstock / Getty Images