ニキビや肌荒れはクレンジングが原因?正しく落とす方法とは?

美肌のために、帰宅後はできるだけ早く丁寧にメイクをオフしなくちゃ! とは思うものの、面倒くさくていい加減になってしまったり、挙句の果てにはメイクを落とさず寝てしまったり…なんて生活をしていませんか? 皮膚科医の梅香路綾乃先生によると、「間違ったクレンジングを行っていると、肌が乾燥したり炎症をおこしたりしてしまいます!」とのこと。私たちが考えて いる以上に、クレンジングは大切な要素なのだそう。それでは梅香路先生に、クレンジングの基本から、正しいクレンジング法まで、「クレンジングのイロハ」 を教えていただきましょう。

肌には汚れがいっぱい!?

肌には汚れがいっぱい!?

「ホコリやメイク汚れなどの外因性の汚れはもちろん、増えすぎたアクネ菌や黄色ブドウ球菌などの皮膚常在菌、古くなった皮脂・角質などの内因性のさまざま な汚れに、肌は絶えずさらされています。汚れたままでは皮膚機能が低下するため、日常のお手入れで汚れをしっかり落とすことが重要です」と語る梅香路先 生。
なかでも「メイク汚れ」には注意が必要なんだとか。「メイク汚れには油分が大量に含まれており、石鹸や洗顔フォームだけでは十分に除去するこ とができません。肌の溝(皮溝)にまで入り込んだメイクまでキレイに落とすには、専用のクレンジング剤を使用して、正しいクレンジング方法を行うことが大 切です」とのこと。
メイクが肌をそんなに汚していたなんて…。
これからはどんなにクタクタでも、しっかりクレンジングをしてから寝ようと思いました。

間違ったクレンジングは肌荒れの原因に

間違ったクレンジングは肌荒れの原因に

クレンジングは肌にとって重要なことがわかりましたが、ただメイクを落とせばいいわけではないのだそう。
「肌トラブルの原因のひとつに、肌をこす りすぎて肌摩擦を与えてしまうことがあります。摩擦によって皮膚の最上層にある角質層を荒らしてしまい、結果、バリア機能が低下して肌内部の水分が過剰に 蒸散して失われ、乾燥や炎症を引き起こし、ニキビやカブレの原因となってしまうのです」。
急いでいたり、濃いメイクを落としたりするときはついゴシゴシしがちなので、十分注意したいですね。

肌質やメイクの濃さに応じて使い分けるのがコツ

肌質やメイクの濃さに応じて使い分けるのがコツ

梅香路先生いわく、以下のポイントに気を付けることで、正しいクレンジングが行えるのだそう。
「まず肌をゴシゴシこすりすぎないこと。クレ ンジング剤が少なすぎると、メイクを落としきれないだけでなく肌への負担も増すため、適切な量を使いましょう。ほほや額などの広い部分は、らせんを描くよ うになじませます。目元は皮膚が薄いため、とくに優しくなじませます。おでこや鼻のきわにはメイクが残りやすいため、たっぷりなじませて。最後は34℃〜 35℃のぬるま湯で十分にすすぎましょう。重要なポイントは、それぞれの肌質やメイクの濃さに応じた適切なクレンジング剤を使用することです。とくに肌ト ラブルを抱えた荒れた肌の方には、刺激の少ないミルクタイプやジェルタイプがオススメですよ」。

 

汚れを正しく落とすことは、美肌の基本。ついおざなりになりがちなクレンジングですが、これからはスキンケアの大事なステップのひとつと捉えて、丁寧に行いたいですね。

 

コラム監修

馬場記念病院 皮膚科部長 兼
大阪市立大学 大学院医学研究科 皮膚病態学
梅香路綾乃 先生

 

写真:Thinkstock